DC直流電圧で、高い電圧から5v電圧を作ることができる、「7805」という部品について、お話ししていきます。
12vのモータを回したいけどドライバは5vで動くなどの時に、12v電源を1つ用意するだけでいいようになります。
私はふだん、機械のさまざまな修理をしています。「メカ」「電気」「ソフト」といった知識が、全体的に必要です。これらの知識をDIYへ使えないかと考え、ブログを書いています。どうぞご参考ください。
<できること・特徴>
高い電圧を低い電圧に変換する
例えば12vや24vを入力すると、5vが出てきます
範囲内であればどの電圧を入力しても、5v一定で出力してくれます。
入力できる電圧の範囲は、購入時に仕様書をご確認ください。
また、電流も1.5Aまで流せたりします
1つの電源で複数の電圧を作り出せる
小さい装置等で活躍できそうです
放熱する 放熱板を使うケースもある
電圧変換の際に「放熱」します。
大規模かつ密空間で使用する際は「放熱板」を考える必要があります。
大抵の7805には放熱板を取り付けるネジ穴が開いています。
時間経過とともに、どれだけ熱くなるかを一度確認すると良いです。今回のような規模では必要ないです。
<準備と予算 部品>
合計約¥2300円(1セット分約¥270)
※金額は概算です。複数個セット品が含まれます。
※画像と内容は異なる場合があります。
①三端子レギュレータ7805
Amazon:10PCS L7805CV L7805 正電圧レギュレーターIC IC TO-220 Output 1.5A 5V
¥700(1個¥70)
②積層セラミックコンデンサ0.1μF 2個
Amazon:村田製作所(MURATA) 汎用 積層セラミックコンデンサ 絶縁型 ラジアルリード 50V 0.1μF RPシリーズ RPEF11H104Z2M1A01A (10個セット)
¥800(2個¥160)
③ジャンパー線 4本
Amazon:オーディオファン ジャンパー線 1ピン オス-オス 65本セット(7cm×49本/12cm×8本/15cm×4本/20cm×4本) 電子工作 電気実験 ブレッドボード
¥700(4本¥40)
<準備と予算 道具>
合計約¥5000円
※金額は概算です。複数個セット品が含まれます。
※画像と内容は異なる場合があります。
①ブレッドボード
Amazon:VKLSVAN 5個 400穴 ミニブレッドボード 実験用ボード 8.5*5.5 CM Arduino用ジャンパーワイヤ 4電源レール
¥800(1個¥160)
②12V電源 ※コネクタはリード線にしてください
Amazon:SoulBayユニバーサルAC DCアダプタ3V~12V家電およびUSB充電デバイス用、8個の選択可能なアダプタプラグ付き、マルチ電圧レギュレートスイッチング電源-最大2Amps
¥1700
③テスター
Amazon:AstroAI テスター デジタル テスター マルチメーター 4000カウント オートレンジ AC/DC電圧 AC/DC電流 抵抗 バッテリーテスター 手動、自動モード 非接触式 バレンタイン キット
¥2300
(➡デジタルマルチテスターの使い方はこちら)
<組み立て・配線>
各ピン(ポート)概要
IN:入力電圧です。今回は12vを入れます。ACアダプタのプラスをつなげます。
GND:共通のGNDです。ACアダプタのマイナス(アース)につなげます。
OUT:出力電圧です。5vが出てきます。
電源ライン(入力)の配線
画像のように配線です。
電源のプラスラインからINポートへ、マイナスラインからGNDポートへ接続します。
出力ラインの配線
画像のように配線です。
出力ポートから5vをテスターで検出するために、外にだします。GNDポートも同じく外に出します。
電源側(入力)と出力側にコンデンサを並列接続
画像のように配線します。
セラミックコンデンサ0.1μFを使用します。
電源側のプラスとマイナスをまたぐように配線します。
出力側もおなじです。
向きはどちらでも大丈夫です。
電源ラインに12vACアダプタを接続
画像のように配線です。
まだ電源は入れないでください。
出力ラインにテスターを接続
画像のように配線です。
<動作確認>
電源を入れて計測
テスターに約5vの表示が確認できます。
12vから5vが生成されました。
電源も確認
ちゃんと約12vが入力されてます。
いかがでしたでしょうか。例えば12vと5vが必要な時、電源は12vACアダプタ一つで足ります。モータとセンサといった組み合わせの時、必要になることが多いです。
➡7805を活用した製作事例はこちら※製作中